2018年5月1日火曜日

熊本大学入口名誉教授「ヨウ素131は微量でも半減期が約8日ですから、上下水道の処理の一時期に大量であった可能性があり、その大量のときにヒトを被ばくさせた可能性がありますから、無視できないと私は考えています。」

東電福島原発放射能事故後7年が経過し、私は今、原発事故後使ってきたミネラルウォーターとRO浄水器の見直しを検討しています。

それにあたって、もう一度、水道水の放射能汚染と、原子力規制委員会行っている上水道の放射能検査の実態(検査における検出下限値「安全基準値」)と、行政の水道の放射能検査の実態についてもう一度調べ直してみました。
そして、アメリカや他の国々の上水道の放射能検査の安全基準値と日本の安全基準値を比べてみたいと思って、アメリカ人やカナダ人やイギリス人の友達に相談して、情報集めを始めました。

そして、入口先生にもご相談してみました。
こちらにてん先生とのメッセージのやりとりを、編集することなく、シェアします。
入口先生には公開するシェアを頂いてます。


先生こんにちは。
高崎からなんですが、今、浄水器とミネラルウォーターの見直しを考えてるんですが、先生は浄水器はどこの浄水器をお使いになっていらっしゃいますか?

先生
すみません。どこのもつかっていません。ただ、沸かし冷ましを飲んでいます。


飲み水やお料理に使ってるお水は水道水はお使いになっていらっしゃらないんですか?
私は事故後はずっと飲み水も調理に使う水もミネラルウォーターを使ってきたんですが、日本のミネラルウォーターのほとんどが法律で加熱処理をしていて、お水の中の酸素が失われているので、勿体無いと言われて、アルカリ性の水素水ができると言う浄水器を勧められています。
群馬県の水道水で原子力規制委員会の検出下限値の100倍の1ベクレル米キログラムです水道の検査がされていることを知って、さらに高崎に帰ってきてから、勉強会のお友達から、高崎市と前橋市の水道水を自費で放射能検査に出した人がいらして、セシウムが検出されたと言うことを聞いたものですから、どうしたものかと考えているところです。今日はアメリカや他の国の水道の放射能検査の検出下限値について調べていました。
アメリカやカナダ等、他国の水道水の放射能検査の検出下限値と日本の検出下限値がそう変わりがなければ、必要以上にすごく日本の水道水の汚染を心配しすぎる事は無いのかなあと考えたりしていました。
アメリカの水道水の放射能検査の安全基準値、セシウムがなかなか見つからなくて、でも、日本が公表してない複合ラジウム226/228(5pCi / L)。
人工のベータ粒子と光子放射体(年間4ミリリットル)。
グロスアルファ活性(15pCi / L); ウラン(30μg/ L)は検査してるようです。
https://nepis.epa.gov/Exe/ZyPDF.cgi?Dockey=P100GX5V.txt
私は見当違いなところを見ているでしょうか?
お時間のある時にご指導よろしくお願いします。
水道水は沸かし冷まし飲んで問題ないでしょうか?
孫たちのところの浄水器を検討し直してるのですが....

先生
飲料水のセシウム137の現在の基準値は10ベクレル/kgですが、ペットボトルのミネラル水も水道水もこの基準を満たしています。
 なので、これらを飲んで暮らすしかありませんが、震災以前には河川水も海水も原水爆実験の時代のものが約0.002ベクレル/Kgしか含まれていなかったのですから、現在の日本の飲料水の基準はその5千倍です。
 これは日本人が縄文時代以来遭遇したことのない壮絶な被ばく実験だと私は思います。
 震災直後に私たちは今となっては遅きに失する、測定不可能な量のヨウ素131によって乳幼児もみな大量かつ深刻に被爆してしまったのではないかと考えています。


難しいご質問にお返事ありがとうございます。
震災後はずっと、九州の日田天領水や財宝と言うミネラルウォーターのお世話になっています。
ミネラルウォーターの放射能検査基準値も10ベクレル米キログラムとは聞いてますが、東電福島原発放射能事故で水源の土壌汚染をされなかったエリアなので安心して使ってきました。

現時点でも、原子力規制委員会日本全国の水道の検出下限値は0.001ベクレル米キログラムになってました。高崎市の現時点の水道の放射能検査の検出下限値は、0.7から0.8程度になってるようです。

http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2013122000412/


そろそろ子供たちの、経済力に合わせた生活も考えないといけないので、(今までは私がアシストしてきたのですが、それもあまり無理は続けられません)
今後は、なるべく体の免疫を落とさせない工夫を協力していかなければならないと思ってます。
いつも真摯なお返事をありがとうございます。感謝にたえません。

今日はお水のことで調べていて、疑問点をツイートしていたら、内部被曝を考える市民の会の川根先生からこちらの返事をいただきました。
https://twitter.com/shinchann2008/status/990910383996125184?s=21

https://twitter.com/shinchann2008/status/990910536517804032?s=21

https://twitter.com/shinchann2008/status/990910464275066882?s=21

兵庫や大阪の水道水から検出されているヨウ素131については、もしかしたら病院の検査に使うヨウ素なのか、それとも人間の尿から出ているヨウ素なのか定かではありませんが、微量のヨウ素131は気にする必要がないんでしょうか?

先生
ヨウ素131は微量でも半減期が約8日ですから、上下水道の処理の一時期に大量であった可能性があり、その大量のときにヒトを被ばくさせた可能性がありますから、無視できないと私は考えています。

以上
入口先生とのメッセージのやりとりです。

最低でも、特措法の対象である福島県並びに近隣の東京都の含める6度間での自宅のドブさらいなどで、汚泥を片付けるときは、手袋マスクゴーグルなどをして、しっかり防御してするようにしようと思います。
生活の中で、つい軽装備で行ってしまうことが多いのですが、気をつけたいと思います。


川根先生からも、ためになるお話をメッセージいただきました。追記します。

良かったら、これも参考に、ヨウ素131はマスクと手袋だけでは防げません。半袖もダメ。ヨウ素131とトリチウムは、皮膚からも吸収されるからです。

『内部被曝のメカニズム 放射性物質はどこから体内に入るのか?』

http://www.radiationexposuresociety.com/archives/910

やはり、放射能汚染エリアでのドブさらいなど、無防備でやってはいけないと言う事ですね。勉強になりました。
生活していると、ついルーズになってしまいます。

被曝は呼吸だけではなく、皮膚からも吸収されると言うことを忘れないようにします。

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