2016年10月24日月曜日

入口名誉教授に、鳥取中部地震と人形峠が万が一火災を起した場合のリスクについて更に伺ってみました

10/26追記
http://megsinginglalala.blogspot.jp/2016/10/blog-post_26.html


今回の鳥取中部地震の影響で万が一岡山にも関係ある人形峠で火災が発生したら・・・
例えば、オクラホマの事故のように火災が発生したら、そう考えると、私も気に成ります。

そういう事が起きた時に、とっさにどう対処したらいいのか、知っておかないとと思います。


1986年オクラホマ州ゴアであった核燃料施設からの六フッ化ウラン放出事故の公衆衛生への影響評価報告書
 

どんな物質がどのくらいの距離、濃度で流出したかの地図があるみたいです。
43ページあたりから。
「加熱温度が高くなり過ぎるか,過充填状態で加熱すると,六フッ化ウランの液化膨張により内圧が急上昇して中間製品容器ないし製品シリンダが液圧破壊する危険。1986年1月4日オクラホマ州のセコイヤ燃料会社ウラン転換工場における爆発事故」 





入口先生

私が「プール」にこだわりましたのは、(昨日のやりとりの中で https://megsinginglalala.blogspot.jp/2016/10/blog-post.html )

人形峠の「停電」が何故問題なのか、「近隣」に対してそれはそれほどの意味があるのかとのご指摘から出発しているからです。 

「フッ化水素」はてのひらに落とすと中の骨まで溶けてしまいます。
でも、産業上極めて有用な物質で、半導体の製造などに日本でも各地で大量に使われています。
これがなければ現在の産業は成り立ちません。

その危険性は周知されています 

仮に人形峠で火災が起こり、密閉容器に保管してある六フッ化ウランが加熱で密封を破って環境に漏れ出ると、それは地球の裏側まで届くだろうと私は思います。

なぜなら、環境に漏れた揮発性の物質は永久に拡散を続けるからです。

たとえば、私が吸うひと息の中にはかつてシーザーが「ブルータスお前もか」と言ったときに吐いた空気の分子が含まれています。
それを懸念しすぎても仕方がなさそうです。

ただし、「近隣」が本当に近ければ、それなりに人的災害が起きるだろうと私も思います。  

昨年12月の政府の報告書  https://www.nsr.go.jp/archive/jnes/content/000126643.pdf は20年前の米国オクラホマの事故を当然考慮しているものと思われます。  

六フッ化ウランの危険性はもう周知されているので、人為的な故意がなければ六フッ化ウランが加熱で密封を破って環境に漏れ出すような事件は起きないでしょうと私は思います。  

欧米は脱原発に入っています。アメリカは1995年から新たな原発建設はありません。

その背景にスリーマイル事故と911テロがあります。フランスも2002年から新たな原発建設はありません。

原子力産業全体がこれから終わりを迎えていく中で、六フッ化ウランなどの危険性について欧米諸国も今後どこまで検討してくれるかは疑問です。



万が一、人形峠の施設で火災が起こったときは、どう処したらいいのでしょう?


入口先生
六フッ化ウランの危険性は周知されていますから、密閉容器に保管してある六フッ化ウランは可燃物と共存させるなどされていないでしょう。なので、加熱で密封を破って環境に漏れ出るような火災が起きることは現状では起こり得ないので、何もしなくてよい(何も起きないで鎮火する)だろうと私は思います。 
 でも、テロリストが人為的に故意に加熱して六フッ化ウランが密封を破って環境に漏れ出るようにすることは可能です。

その場合は逃げて1キロメートル以上離れればよいのだと私は思います。  もっとも、人形峠には1キロメートル以内の「近隣」はないので、やはり何もしなくてよいだろうと私は思います。




よかったぁ・・・・ホッとしました。
オクラホマの例を見ると、水源も汚染された様子ですが
そういう事まで考えるのは、極端なんでしょうか?

入口先生
被ばくと化学毒の二つの危険性があります。 
でも、その危険性もすでに周知されています。
人形峠が、水源について、地域住民に対して人為的に故意に何も知らせないのであれば、それはもうテロリストでしかありませんね。 
なので、そのようなあり得ないことはやはりあり得ないと私は思います。



私もそう信じたいです。
福島原発放射能事故でリスクを隠したことは、テロリストに近い行為だったと思うからです。

先生

テロリストだと私は思いますが。無差別大量の。
私が申し述べましたことは、すべて載せてくださって結構ですよ。私は最初から、いつも、そのつもりなのですから。

いつもありがとうございます!
 


 







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