2015年7月27日月曜日

追記【速報】1号機カバー、明日28日解体予定 8月2日FHM引き揚げ作業予定。3号機SFPの燃料交換機の引き上げのリスクについて、熊本大学名誉教授入口先生に伺いました。

家族へ
8月2日にはとても危険を伴う作業が福島原発で行われる予定だそうです。
子供を連れて、関東を離れたほうが安全だと思います。
311の時と同じ目に遭わないで下さいね。
万が一作業に失敗されたら、気化はしてなくても、放射性物質は塵に混ざって、普段よりも多く、遠くまで気流や雨に乗って飛んでくるはずです。静かに何もしてない時よりは増えると思います。これ以上肺に危険なものを吸わされないで欲しいです。

【速報】1号機カバー、明日28日解体予定 http://oshidori-makoken.com/?p=1318



先生、やはり、ああいった作業を始めると、塵に混ざって関東までいくらかの放射性物質は普段より余分に飛んでくる可能性は否めないんでしょうか?

入口先生
現場では塵に混ざって放射性物質は普段より多くなるでしょう。
関東で少しでも放射線量が上がると、多くの人たちにその作業と結びつけて論じられるでしょう。

なので、東電では徹底的に飛散しないようにという訳ではないでしょうが、「経済的に割に合って」かつ「対外的に申し開き」できる程度に飛散を少なくしながら作業をするでしょうと、私は思います。

原発作業員さんのツイート
ハッピー ‏@Happy11311  58分58分前
続:3号機FHM撤去は、今までの作業の中でもトップレベルのリスク作業のはずなんだけど、そんなに世間には注視されてないんだよね。4号機の使用済み燃料取り出しの時はあんなに注目されたのに…。やっぱ1Fの事はだんだん忘れられてる気がするでし
https://twitter.com/Happy11311/status/625638084642668552

以上追記


まこさんから以下ツイート頂きました。

おしどり♀マコリーヌ ‏@makomelo  26分26分前
そうです、1~4号の下回りの現場作業を取りやめて、8月2日FHM引き揚げ作業予定。

福島原発放射能事故以来ずっと、誰よりも真剣に、福島原発について東電に張り付いて取材を続けてこられた、おしどりまこさんけんさんがご参加されてらっしゃる、のニュースサイトに、現時点での詳細がアップされましたのでここにShareします。

3号機SFPの燃料交換機の引き上げは不発弾処理と同じ!? 

http://oshidori-makoken.com/?p=1264



関東に大切な孫たちを残して居る私は、この危険な作業について一昨日まこさんの東京でのお話会に参加した友達から知らされまして、心配で胸がドキドキしました。

どんな風に危険なのか、解らないと余計に気がかりなので、入口先生にご相談しました。

先生からお返事をShareします。(先生からはいつも許可を頂いております。)


入口先生
3号機の使用済み核燃料の取り出し。プールはあの地震で壊れていて、かろうじて漏れが生じていないだけですね。一刻も早く取り出さなければ次の地震が来るでしょう。私にとりましても「悪夢」です
この年齢で、「集団的自衛権」と「特定秘密保護法」のこと、「原発」と「放射能」のことを毎日まいにち考えなければならないのは、本当に身にこたえます。

家族に言葉が通じないのが辛くて身体にこたえてます。

先生、万万が一、その作業が失敗したら、311の時と同じ感じになるんでしょうか?
それとも放送さえしないで、全て隠蔽でしょうか?爆発とか無ければ隠せますよね?

入口先生
ご家族のみなさまとのこと、お辛いこととお察しします。「耐える」しかないのかもしれませんね。

311と同じ感じになるでしょう。でも、4年経っていますから、使用済み核燃料の自己崩壊熱はやや低いです。60トンの機材をプールに落として底を突き破ると水が失われます。

もう人は近づけません。
人がばたばたと死ぬほどでしょう。

でも、発熱温度が低く一体あたり数キロワット以下の程度でしょうから、相互に接触したり、1階に落ちてばら積みとなっても、2800℃を超えて東日本に蒸散することはなさそうです。

それで関東の人たちが受ける被ばくは311直後と同じくらいでしょうか?
息子らや孫たちは今月一杯だけでも関東に置かないほうがいいでしょうか?
今月一杯だけ一時避難しなさいといったらする かも しれません。
関東までに蒸散しないですか?
んーと、311の時みたいに、プルームが東京を襲うとかそういう事態は無いという意味ですか?⇒2800℃を超えて東日本に蒸散することはなさそうです。
命懸けの作業をしてる皆さんのご無事を祈って止みません。

入口先生
311のとき直ちに心配であったのは4号機の使用済み燃料プールでした。そこに1,535体(広島原爆1万5千発分)が沈められていました。1体あたり数百キロワット以上の発熱がありました。水がなくなってバラ積みになると芯材の使用済み核燃料が2,800℃を超えて昇華し、すべて気体となって東日本をおおうという心配がありました。

 一方、現在の3号機には566体(広島原爆5千発分)が沈められています。発熱量は過去4年間に311当時の100分の1以下となっているはずですから、もう2,800℃を超えることはなく、気体となって関東をおおう心配はありません。

万一プールが壊れて566体が1階に落ちてバラ積みになっても、それを取り出すことが非常に困難になるというだけで、放射能の危険は福島第一の敷地の外に直接は及ばないでしょう。

以上 入口先生のリスクについての見解です。

この後、Twitterで福島原発作業員でいらっしゃるHappyさんがこうツイートされました。

ハッピー ‏@Happy11311  7月25日
今日は久しぶりに1Fに行ってきたでし。オイラがいた時より、メンバーもかなり代わってた。久しぶりだったからかなり暑かったでし(>_<)予定だと、いよいよ来週火曜日には1号機のカバー取り外し、8月の最初の日曜日に3号機SFPから35tのFHM吊り上げと大きな作業が始まる感じです。
https://twitter.com/Happy11311/status/624896752231952384

とにかく、無事に、作業が終わることを願います。

福島原発放射能事故後、4年以上が経ちましたが、未だに福島原発は収束のめどは立たないまま、このようなリスクを承知で、危険な任務に携わる皆さんのご無事を祈らずに居られません。

そして、おしどりまこさんが仰るように、

福島第一原発事故に、監視の目を向けることは、今こそ重要になってきている。

注目が無ければ、様々なシビアな問題が隠されていくだろう。


私も、そのように思います。


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