2015年6月7日日曜日

熊本大学入口名誉教授が混乱した(誤った)情報を正して、整理して下さいました。在日スイス大使館が「地下水にデブリが触れて水蒸気を発している」としたあの画像について。

今回の読者からの不安は、

福島原発について、過去に、在日スイス大使館が「地下水にデブリが触れて水蒸気を発している」としたあの画像についてです。

http://ameblo.jp/allahakbar231/entry-12013183585.html

読者 「何度もすみません。イギリスでも1月に放映されていたといいますし・・・これは友人からの聞き伝えなのでリンクはないのですが。」


入口先生からのお返事

在日スイス大使館は、一昨年「核燃料の位置は分からない」また「核燃料に接触した水は地盤に浸潤している」と正しい「断り書き」を入れてあの「想像図」を公表したようです。

その「断り書き」の部分が削除されてネットに流れてしまったようです。図が図だけに、多くの憶測を呼んだようです。

 在日スイス大使館としては、急いでその「想像図」を撤回して別の画像に差し替える(下記リンク)など「最善努力」をしたようです
 http://www.stofficetokyo.ch/reports/201312_Contaminated_Water.pdf


もう1つ、

Angama @Angama_Market

特に3号機に至っては去年の5月の77倍だし、燃料がないはずの4号機からも安定的に95,000Bq放出されてるらしいし、希ガスも毎時23億Bq出てるのに外部被曝しか起こさないからモウマソタイとか言ってるしもう要らない何も捨ててしまおう。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2015/images/additional_amount_150525-j.pdf

これについての入口先生からのお返事。

1~3号機の格納容器は「呼吸」していますので、建屋の外に飛散する放射能量が時に大きく変動するのは当然だと私は考えています。
 https://www.facebook.com/norio.iriguchi/posts/989095251131265

Facebookにアカウントの無い方はこちらhttp://megsinginglalala.blogspot.jp/2015/04/facebook.html
 
 4号機からの放射能飛散については、たとえ正常な原子炉でも、すべての核燃料を抜き取った後も広島原爆数発分の放射能に汚染されていて廃炉には1世紀かかるのですから、地震でかろうじて倒壊を免れた4号機から飛散するのも当然です。




以上、入口先生からのお返事です。


情報が正しく整理されると、不毛に無駄な不安は消えますね。覚悟が座るというものです。

福島原発の状態についても、理解できると、如何に危なかろうが、さっぱり解らないときよりは、心は安定するんじゃないでしょうか?


間違った情報を拡散された個人ブログの方は気付いたら、訂正をお願いしたいです。

東日本で、子供を抱えて、危険を承知で逃げ出せずにいらっしゃる方にしたら、間違った、被曝リスクを無駄に煽った情報をそのままにされると、心の安定に良くないと思うんです。

宜しくお願いします。









0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。