2013年4月8日月曜日

群馬県前橋でテルル129が67兆ベクレル検出の件でCTBTに問い合わせてみました。

事の始まりがこちらのブログさんからの情報でした。


一番最初に読んだのはこれ。

23年3月16日群馬県前橋市、降水テルル129が67兆ベクレル/m2、これは真実なのか?
http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-1735.html


危機感からの警告、群馬県前橋市のテルル129、67兆ベクレル/m2!


当確速報!「4/2,10:00.電話にて最後の確認」群馬県前橋市テルル129、67兆ベクレル決定!

群馬県テルル129が67兆ベクレル検出とCTBT高崎の怪!

要するに、福島原発放射能事故直後2011年3月16日に群馬県の降下した放射能物質についてのデータが、実は前橋ではテルル129が67兆ベクレル検出されていたと。

このブログ主さん、大変、詳しく調べていらっしゃって、頭が下がります。

また、このテルル129が半減期が短くて、その後に半減期が一万年以上のヨウ素129に変化していたと。

Japan of hope and safety 原子力緊急事態宣言: 空気中のテルル129mが半減期1600万年のヨウ素129になる。ACRO、他 http://phnetwork.blogspot.com/2011/05/129m1600129acro.html?spref=tw 

予てから、子供たちや孫たちの甲状腺被ばくを心配して止まない、お祖母ちゃんの私は、今朝さっそく高崎CTBTさんにお電話して1時間近くにわたってお話をさせて頂いて、納得がいくまで、ご説明を頂きました。

その内容を今日は掻い摘んでご報告します。
まず、肝心なお話は、高崎CTBTと今回、比較された、環境放射能水準調査の http://www.kankyo-hoshano.go.jp/08/08_5.html

計測の目的と、計測の仕方、計測の仕方が違うゆえの、単位の違いに御留意頂きたいということでした。

環境放射能水準調査は、落ちてくる放射性物質を集めて雨水で測るやり方です。単位は bq/m2
住民の被ばくの観点からこの方法を取ってるそうです。 (これは文部科学省がお金を出して各自治体にやってもらっているとのこと。
反して、高崎CTBTは、核実験を隠れてやっていないかどうか・・これが目的で、測定方法は空気中の塵を集めて計測してます。単位はμbq/m3。CTBTの方が、感度が非常いいそうです。
この単位に違いを単純に換算することは、換算係数がなくて、また、検証がいるそうです。
だから、単位の換算を電話で素人の人に簡単に説明ができないので、私どもを信頼して下さいとか申し上げようがないんです。とのことでした。
また、CTBTは(ご存知の方もいらっしゃると思いますが)上に、国際機関で、CTBTOがあります。

先に述べましたように、核実験を隠れてやっていないかどうか、監視する国際的な機関です。
なので、信頼してほしいとしか申し上げようがないそうです。
私が心配した、半減期が一万年以上のヨウ素129については、半減期が長いとそんなに放射線を出さないので、ヨウ素129は心配しなくていいと思います、とのことでした。科学的に測れない程度の量だそうです。

いずれにしましても、群馬県の放射能汚染は多いとは思いますとは、おっしゃってました。
しかし、私どもは被ばくの専門家ではありませんものですから、被ばくについてはなんとも申し上げようがありませんとのことでした。

お電話でお話しした方は、テレビと新聞を情報元となさってらっしゃるご様子でした。
なので、福島ではまだ、実際、そんなに健康被害は出てないんじゃないですか?と仰ってました。ですから、逆に私が知ってることを全てお話ししました。
又、この方は、私が、こちらのデータも知っていることをお話しすると、随分丁寧に答えて頂けました。(このデータはFukushima Diary http://fukushima-diary.com/2013/04/%E3%81%8A%E3%82%8C%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%89%E6%86%B2%E7%AB%A0/ の望月君から頂いたものです。彼のデータ収集はスゴイです。)
ただ、CTBTの方とお話ししていて、感じましたことは、もしかしたら、本当にお仕事に忙しい方たちは、ご自身の専門分野以外の情報を若しかしたら本当に持っていらっしゃらないのかもしれないなぁと感じました。

個人的意見ですが、「東電と国は、2011年の事故当初、重要な情報を隠ぺいし、【パニックを避けるため】を大義名分にして、東電の社員はヨウ素剤を飲み、我々国民のためのヨウ素剤は国が管理下に置いて、一般国民はヨウ素剤を飲んで甲状腺だけでも被曝から守ることはさせなかった。危険だとは承知の上で、屋外退避さえ呼びかけないまま、無防備に多くの国民に被ばくを強いたのです。」

どの情報をどう受け止めてどう生きるかは、個々人の選択だと思います。

またまた追記。
原子力関係でお仕事なさっていらした友人からのメールをご紹介します。
「一瞬驚きましたが、震災直後の事故のデータですよね。
メルトダウンと爆発の結果ですから、当然ひどいデータです。
私が気になるのはヨウ素より

テルルの量で、短時間核種がこれだけ多いと、
もし雨に濡れてしまったら、

外部被曝もバカにならない数字になりそうです。

テルル129はアルファ核種ですから、直接肌に付いたり体内に入れば酷い被曝をします。
逆にカッパ1枚着ていれば、外部被曝は防げます。
最悪なのは体内に入れてしまった場合ですが、テルルでは被曝は相当量になりますが、ヨウ素129は中々崩壊しないので、実はそんなに被曝しません。
テルル129は短時間核種ですから、微量でもベクレル数は大きくなります。

逆に全部がヨウ素129に変われば、ベクレル数は極端に小さくなります。
雨に濡れた物を食べていなければ、また素肌に雨を付着させっぱなしにしていなければ、他の核種の方が心配だと思います。
ただ、あまりにひどい事故だったので感覚が麻痺していますが、平常時にこんなデータが出たら、国中ひっくり返したような騒ぎになる数値なのは確かです。」

要するに、東電も政府も今後も「パニックを避けるために解っていても危険だという情報は隠ぺいする」と私は思ってます。
だから不用意に雨には濡れないほうがいいです。
東大の早野氏が「春雨じゃ、濡れて参ろう」とかツイートしてましたけど、「あんただけ濡れてろ」と思います。馬鹿過ぎ。ごめんあそばせ。

この間のような雨風の中出かけたら、傘をさしても手首足首、服も濡れます。
恰好悪かろうが雨合羽を着たほうがいいと思います。被ばくしたら、格好も糞もありませんから。
子供たちを雨に濡らしてサッカーとかなんて馬鹿かと思います。
あとで泣くのは自分ですから。政府は我々の子どもの健康も命も将来も関知しませんから。


まずはご報告まで。



小見



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